2026
8/20
ウサギの避妊・去勢手術
- 2026.08.20
- 院長
- エキゾチックアニマル
ウサギを飼っている飼い主さんから、「避妊・去勢手術は必要ですか?」とご質問を受けることがあります。
単独飼育なので必要ない、というわけではありません。避妊去勢手術は将来起こるかもしれない病気を予防することができます。
【女の子のウサギは子宮の病気に注意が必要】
女の子のウサギは、年齢とともに子宮の病気が増えていきます。
特に注意したいのが、子宮腺癌などの子宮腫瘍です。
初期にはほとんど症状が見られないこともありますが、進行するとおしりからの出血、食欲低下、元気が無くなったりする場合があります。
一度発症してしまうと、病気の状態によっては手術のリスクが高くなることがあります。そのため、健康なうちに避妊・去勢手術を行うことが、将来の疾患の予防につながります。
【男の子の去勢手術】
去勢をしていない男の子のうさぎは生後半年ごろから部屋のあちこちに尿をかけるスプレー行動が始まることがあります。また、高齢になると精巣腫瘍などを発症することがあります。去勢手術をすることでこれらを防ぐことができます。
【避妊・去勢手術はどんな手術?】
ウサギの避妊手術では、一般的に子宮と卵巣を摘出します。
手術には全身麻酔が必要ですが、犬や猫とは体の構造や特徴が違います。
そのため、
・健康状態の確認
・呼吸や循環の管理
・術後の痛みの管理
・手術前後の食事の管理
など、ウサギさんの特性を考慮した管理が重要になります。
【何歳くらいで手術するの?】
避妊・去勢手術を行う時期は体格や健康状態によって異なります。
一般的には十分成長して体調が安定した生後6ヶ月ごろから手術できます。
避妊・去勢手術は多くのウサギさんで行われている手術ですが、ウサギさんは体調の変化が急激に進むことがあり、術前・術後の管理が非常に重要です。
また、手術後に食欲が落ちると、消化器の動きが低下してしまうことがあります。
そのため、手術そのものだけではなく、術後にしっかり食べられる状態に戻していくことも重要になります。
「元気だから手術は必要ない」と考える飼い主さんも少なくありません。
避妊・去勢手術によって防げる病気がありますので、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。

